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人間死ぬ気になれば・・・というけど、実際のところどうなの?家族へ資産を残すための記録。

DESTINY鎌倉ものがたり 絶対観ないよって人向け

激しくネタバレです。

 

昨日、観てきました、「DESTINY 鎌倉ものがたり」。

原作は読んだことなくて、この映画もCMとかで知ってはいたけどこれといって興味はなかった。

観る機会があったので期待せずに観に行った次第です。

 

一言で言うと「千と千尋の神隠し」だわ。

 

っていうか共通点が多すぎて、原作はどうなってんのかWikipediaで調べたら、どうやら舞台である鎌倉で幽霊や妖怪が同居する世界での、探偵モノみたいな内容らしいですね。

 

だけど、映画ではその探偵部分はほんの一部で逆に唐突過ぎてなんのこっちゃわからん感。

作家である主人公とその妻のハートフルな物語に終始している感。

 

で、千と千尋の神隠しとの共通点は

⑴厄介者が家に来て妻の活躍で帰る&後で役立つアイテムをゲット

⑵黄泉の国に電車で行く

⑶黄泉の国からは空を飛んで帰る

⑷契約書のサインは絶対

⑸話の展開

 

⑴は、貧乏神が家に来て、妻が世話したりしているうちに貧乏神が居心地良すぎるから帰ってしまう。そのときに持ち物の茶碗をもらうことになるという話だけど、これ千と千尋なら、オクサレ様が湯屋に来て千が世話して最後は川のヌシとして帰る、そのときにダンゴをもらうというのと一緒だ。映画観ててここでまず引っかかったんだよね。なんだこの既視感?って。

 

⑵は、霊魂だけになり黄泉の国に行ってしまった妻を取り戻す為、自ら幽体離脱して黄泉の国へ向かう場面。昔の江ノ電?にのって行くんだけど、千と千尋なら湯婆婆の姉の銭婆の家に向かう場面と同じ。海の上を走るか空を走るかの違いくらいしかなさげ。これ観て「同じじゃん」と思った。

 

⑶は、黄泉の国からの帰り道。途中までは電車で帰ろうとしてたけど壊されたので、例の茶碗が変形して乗り物になってそれに乗って空を飛んで帰ってくるところ。千と千尋なら、銭婆の家から龍に乗って帰る。空を飛んで帰る。

 

⑷は、妻と結婚しようとする黄泉の国の天頭鬼が書面にサインをさせようとするシーン。これは千尋が千になるあの湯婆婆と契約するやつですわ。契約が絶対の意味を持つ。

 

⑸は、新しい環境での生活→突然の出来事→場所移動→帰還→平穏。こう書いたらどんな映画も当てはまるかもしれないけど。

湯屋での新しい生活→カオナシとの騒動→銭婆の家へ→ハクと戻る→現実世界へ

 

という視点で観ても面白いかもしれない。

多分、原作ファンは納得いかないかもしれない。

ぜひ劇場でご覧ください!!?